腎臓病食の高カロリーで低たんぱくに仕上げるコツ|おすすめ食材・調理法と市販品

腎臓病食の高カロリーで低たんぱくに仕上げるコツ|おすすめ食材・調理法と市販品
腎臓病食の高カロリーで低たんぱくに仕上げるコツ|おすすめ食材・調理法と市販品

腎臓病の食事療法で大切にしているポイントに、「たんぱく質を控えること」があります。たんぱく質を過剰摂取すると、弱っている腎臓にさらに負担がかかってしまうためです。

ですが、必要な分のたんぱく質も減らしてしまうとエネルギーまで足らなくなり、体重の減少や低栄養などを起こすことがあります。そのため、腎臓病食では低たんぱくと同時に「カロリーアップ」も大切にしていきます。

今回の記事では、手軽にバランスよく高カロリー・低たんぱくな食事療法を実現するポイントについて解説します。
はじめに腎臓病食に適した食材を肉や野菜といった種類別に紹介し、合った調理法を解説します。後半には、簡単にエネルギーを摂れる市販品も併せて紹介しているので、ぜひ参考にして下さい。

 

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なぜ腎臓病食は「高カロリーで低たんぱく」必要なの?

腎臓にはたくさんの重要な働きがあります。そのうちのひとつが「血液中の老廃物を取りのぞいて体外に排出すること」です。
たんぱく質を食べると、体内で代謝されて老廃物が作られます。しかし、機能が低下した腎臓では老廃物を十分に体外に排泄できず、体内に蓄積されて負担になってしまいます。

そのため、腎臓病の食事療法は「たんぱく質の摂取量を管理して腎臓の負担を減らす」ことに基づいて行います。一般的には、本格的なたんぱく質の制限が始まるのは保存気(ステージ3)からですが、1~2の間から過剰摂取を避けることが大切です。

ですが、たんぱく質を制限すると、毎日の食事全体のカロリーまで落ちてしまいがちです。エネルギー不足になると、体は自身の筋肉や組織を分解してエネルギーを作ろうとするため、結果としてかえって腎臓に負担をかけてしまいます。

だからこそ、腎臓病の食事療法では、低たんぱくと同時に高カロリーを意識して食材を選ぶことが不可欠です。

 

高カロリーで低たんぱく|主食とおかずの食材選び

たんぱく質やカロリーの量は、食材によって大きく異なります。ここでは、主食や肉・魚、野菜など、カテゴリーごとの選び方のポイントを紹介します。

(1) 主食:たんぱく質調整の主食に切り替える

腎臓病の食事療法では、主食をたんぱく質調整(低たんぱく)の食品に切り替えることをおすすめしています。
普通の白米やパン、麺類などはどれもたんぱく質が多く含まれているため、食べる量を減らすしかなく、満腹感が得られにくくなります。そこで主食をたんぱく質調整の商品に置き換えることで、しっかりとしたボリュームを維持しできます。

たんぱく質調整の食品は主にでんぷんなどから作られており、食感や風味などが普通のご飯やパンに近くなっています。また、多くが減塩・低カリウム・低リンに配慮されているため、安心して毎日召し上がっていただけます。

(2) 肉・魚:脂身の多い部位や白身魚、青魚を選ぶ

肉や魚は、種類や部位によってたんぱく質とカロリーのバランスが異なります。

肉類:赤身より、脂が多い部位のほうが低たんぱく・高カロリーです。
牛や豚のバラ肉、鶏もも(皮付き)、ひき肉などがおすすめです。

魚類:赤身魚よりも白身魚や青魚のほうが低たんぱくです。
比較的カロリーは低いため、フライにするなど、油を使う調理法で補いましょう。

(3) 野菜:低たんぱく・低カリウムを意識する

野菜はビタミンやミネラルが豊富で低たんぱくなため、腎臓病食にも多く取り入れていきたい食材です。ただ、種類によってはかなりたんぱく質が多いものもあるので、注意が必要です。

注意する野菜:枝豆やグリンピースなどの豆類、タケノコ、芽キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなど

調理の注意点:低たんぱくでもカリウムが豊富な野菜が多いので、茹でこぼしてから使用するようにしましょう。

(4) 脂質:マヨネーズやドレッシングで効果的にエネルギーアップ

腎臓病の食事療法で十分なカロリーを摂取できず、体重が落ちてしまう方は脂質を上手く活用して補いましょう。調味料の場合、マヨネーズ、オリーブオイル、バター、ドレッシングなどがカロリーは高く、塩分は少なめです。

また、調理でも、チャーハンやピラフなどの炒めごはんに、パンならクロワッサンやデニッシュのように、油やバターを多く使うメニューを選ぶと効率的にエネルギー補給ができます。

(5) おやつ・栄養補給食品:手軽にカロリーを足す

食事だけで十分なカロリーを摂取できない場合は、おやつで補うのが効果的です。

・一般的なおやつ:くずもち、チョコレート、グミ、ドーナッツ、カステラ、水ようかんなど。
(たんぱく質や塩分が控えめなもの)

・腎臓病用の栄養補助食品:高カロリー・低たんぱくに調整されたゼリーやジュースは簡単にカロリー摂取できるのでおすすめです。

 

高カロリー・低たんぱくを実現する調理法のポイント

高カロリーで低たんぱく

食材を選ぶだけでなく、「調理法」を工夫することで手軽にカロリーアップが可能です。ここでは、ご自宅で簡単にできる2つの調理法について紹介します。

(1) 油で揚げる

最も手軽にカロリーアップできるのが、油で揚げる調理法です。
素揚げよりも、小麦粉やパン粉などの衣をつけるフライや天ぷらのほうが油の吸収率が良いので、より効果的にエネルギーを高められます。

(2) 炒める

食材を炒めることも油を使うため、カロリーアップできます。また、汁物料理に比べて使用する調味料の量が少なく済むため、塩分を抑えられることができます。

(3) 注意!ゆでる・網焼き・蒸すはカロリーダウン

「ゆでる」「網焼きにする」「蒸す」という3つの調理法は、食材に含まれる脂が流れ出てしまうため、カロリーアップしたいときにはあまりおすすめしません。
特にゆでると最もカロリーが落ちやすいため、エネルギー補給を狙う際には控え目にしましょう。

 

市販品で手軽に高カロリー!おすすめの低たんぱく食品

手軽に高カロリー・低たんぱくな食事を取り入れたい際は、腎臓病食用の市販品を活用するのが一番近道です。持ち運びしやすく、すぐにエネルギーに変わるおすすめの商品を紹介します。

MCT入りミニゼリー ミックスブルー 25g×3種×10

MCT入りミニゼリー ミックスブルー

1個たったの25gという一口サイズで、53kcalのエネルギーが摂れます。
たんぱく質を一切含んでおらず、カリウム・リンもほとんど入っていません。

消化・吸収が早く、すぐエネルギーになりやすいMCT(中鎖脂肪酸油)を配合しています。
ユニバーサルデザインフード(UDF容易にかめる)なので、食が細くなった方や高齢の方でも楽にお召し上がりいただけます。

こちらの商品はオレンジ、グレープ、ピーチという3種類の味です。
その他、味のバリエーションも豊富ですので、好きな味を選びください。

▶MCT入りミニゼリー ミックスピンク 25g×3種×10
▶MCT入りミニゼリー ミックスグリーン 25g×3種×10

【購入者様の声】
食欲がないが、カロリーを取らなくてはいけない家族のために購入。味にうるさい人ですが、こちらのゼリーは美味しく食べています。小さく食べやすいのに高カロリーで大変助かっています。次回は違う味にもチャレンジしたいです。

ジンゾウ先生のカステラ 80g

ジンゾウ先生のカステラ

でんぷんを使用しておいしく焼き上げたた一口サイズのカステラです。
動物性たんぱく質比が90%以上なので、腎臓病の食事療法で不足しやすい良質なたんぱく質を効率よく補えます。
1袋80gで401kcalとしっかり高カロリーでありながら、たんぱく質がわずか2.56gに抑えられています。
ハートとクマさんの形がとても可愛く、しっとりした食感で美味しいです。

【購入者様の声】
父が透析患者で食べても良いおやつの判断にいつも迷います。和菓子より洋菓子が好きな人なので安心して食べられるこちらの商品はとても有り難いです。

純米せんべい食べ比べ 4種セット

純米せんべい食べ比べセット

国内産のお米を使用し、たんぱく質を調整した、ふっくらひと口サイズ。
サクサクとした食感で、つい手が伸びてしまう美味しさです。
食べやすく1枚ずつの個包装タイプです。

【購入者様の声】
入院中の食事にでてきたおせんべいで美味しかったので購入しました。透析してますが、安心して食べれるお菓子があるのはホッとします。

やさしくラクケア クリーミープリン カスタード風味 63g

やさしくラクケア クリーミープリン カスタード風味

コクがあるのにたん白質0g。エネルギーは150kcal。
とろけるような、なめらかな食感です。
牛乳・玉子を使用したようなコクとカラメルのようなの少し苦みを持つカスタード風味に仕上げました。

【購入者様の声】
リピ買いしてます。
食欲がないと食事量の少ない母ですがこのプリンは別腹と言って食べています。
味も美味しくてカロリーもあり母にとってなくてはならない物です。

 

まとめ:高カロリーで低たんぱく!市販品やおやつも上手に活用しよう

腎臓病の食事療法で大切になる「高カロリー・低たんぱく」。食材や調理法でもある程度コントロールはできますが、毎日となると難しいこともあります。

その場合は、無理をせず高カロリーゼリーや粉飴などの栄養補助食品やおやつを賢く取り入れましょう。最近の腎臓病食用おやつは味も非常に美味しく進化しており、楽しみながらエネルギー補給ができます。

小さく手軽に持ち運べる小包装タイプやたくさんの種類がありますので、ご自身のライフスタイルに合った商品を選んで楽しく食事療法を続けていきましょう。

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