低たんぱくで美味しい!|おすすめのおやつやレシピを解説

低たんぱくで美味しい!|おすすめのおやつやレシピを解説
低たんぱくで美味しい!|おすすめのおやつやレシピを解説

腎臓病の食事療法ではたんぱく質や塩分を控える必要があるとわかっていても、やっぱりおやつは食べたくなるものですよね。

食事療法が始まったからと言って、おやつを全てやめなければいけないわけではありません。確かに量や種類などに気をつける必要はありますが、食べていいものはたくさんあります。
また、たんぱく質を制限した食事では十分なエネルギーを摂れず、体重が落ちてしまう方もいます。そういう場合にはおやつでエネルギーアップを行いましょう。

今回の記事では、腎臓病の食事療法を行っていても食べられる「低たんぱく」なおやつについて解説します。
低たんぱくにするコツ、注意が必要なおやつ、ご自宅で簡単に作れるレシピなど、腎臓病とおやつについて幅広く紹介します。
ぜひ暮らしの中に上手に美味しいおやつを取り入れ、楽しく食事療法を続けられるようにしましょう。

 

 

低たんぱくのおやつやお菓子 どんなものが理想?

最初に、腎臓病の食事療法に適した低たんぱくのおやつにはどのようなものがあるかを紹介します。

低たんぱくのコツ(1)ゼリーやわらび餅

腎臓病の食事療法を行っている方には、たんぱく質が多く含まれる小麦粉・卵・牛乳などが使われていないおやつが理想です。
そのため、適度にエネルギーも摂れるゼリーやジュース、グミなどがおすすめです。焼き菓子の中では、ドーナッツやカステラは比較的たんぱく質が少なめです。

また、原料がでんぷんや砂糖のおやつは、たんぱく質を抑えてエネルギーアップするのにぴったりです。わらび餅、くず餅、水ようかん、ういろう、飴などがよいでしょう。

低たんぱくのコツ(2)治療用特殊食品

腎臓病の食事療法を補う治療用特殊食品は、低たんぱくで塩分を控え目にしている食品で、おやつの種類も豊富に揃っています。

チョコレートやせんべいは、普通の商品ではたんぱく質が高かったり、塩分が多かったりするため、食事療法を行っている方はあまり気軽に食べられません。
ですが、治療用特殊食品の中には低たんぱくや減塩されたおやつがたくさんあるので、ぜひ試してみて下さい。

低たんぱくのおやつ 食べてはいけないものは?

腎臓に負担がかかりやすいおやつについて、その理由や種類を解説します。

気をつけたいおやつ(1)たんぱく質が多い

腎臓が弱っている方が控えたほうがよいおやつは、たんぱく質の多いものです。
たんぱく質は、小麦粉やバター、牛乳などに多く含まれているので、全体的に和菓子よりも洋菓子のほうが多めです。
生クリームやカスタードクリームが使われているケーキやシュークリームなどは、できるだけ量を控えたほうがよいでしょう。

気をつけたいおやつ(2)塩分が多い

腎臓病の食事療法を行っている方は、塩分の多いおやつは控えるようにして下さい。
ポテトチップスやせんべい、おかきなどは塩分がかなり高めです。美味しさにつられてつい食べすぎてしまうので、量には注意しましょう。

また、カップラーメンが好物の方は、できるだけ食べる回数を減らすようにして下さい。
ラーメンは1杯に約5g~9g近い食塩量が含まれており、腎臓病の食事療法でめざしている1日の塩分摂取量を簡単に超えてしまいます。
もしどうしても食べたい場合は、外食でも家でも、汁は必ず残すようにしましょう。

気をつけたいおやつ(3)カリウムが多い

カリウムがたくさん含まれる食品といえば生の野菜や果物が思い浮かびますが、実は芋類や豆類などにもたくさん含まれています。
芋かりんとう、干しいも、ポテトチップス、甘栗などのおやつは、食べる量に気をつけて下さい。芋類はゆでこぼしてもカリウムがあまり減らないので、手作りする場合にも注意が必要です。

あずき、大豆、枝豆、黒豆、きなこなどはカリウムが多いので、おだんごの中ではみたらし団子が一番おすすめです。

それ以外にも、乳製品を含むアイスクリームは全体的にカリウムとリンが高めです。どうしても食べたいときは、比較的少ないシャーベットやアイスキャンディーを選びましょう。

簡単に低たんぱくなおやつ!おすすめレシピ2選

ご自宅で簡単に作れる低たんぱくのおやつを2つ紹介します。どちらも少ない材料でできるので、ぜひ試してみて下さい。

低たんぱくなレシピ(1)でんぷんのホットケーキミックス

腎臓病の食事療法を行っている方にとって、ホットケーキミックスで作るおやつは少し抵抗があるかもしれません。ですが、小麦粉の代わりにでんぷんで作られたホットケーキミックスを使えば、安心して作れます。

でんぷんのホットケーキミックスは、ホットケーキ以外にも、蒸しパン、クッキー、スコーンなど、様々なおやつ作りに使えます。
牛乳やバターなどの材料を加えて混ぜ、オーブンで10分ほど焼くだけで完成するので、1袋常備しておくのもよいでしょう。

ホットケーキは、卵入り、バター入り卵なし、水とサラダ油など、からだの状態に合わせて作ることができます。食べる際にははちみつをかけると、たんぱく質を増やさずにエネルギーアップでき、おすすめです。

低たんぱくなレシピ(2)水ようかん

たんぱく質や塩分が低く、4つの材料で簡単に作れる水ようかんは、おすすめのおやつです。

(1)粉寒天2gと水100gを鍋に入れ、火にかけてよく煮とかします。
(2)砂糖8gを加えてさらに1~2分煮ます。
(3)火を止めてさらしあん5gを加え、なめらかになるまでよく混ぜます。
(4)冷蔵庫で冷やし固めれば完成です。

あんこのお菓子を作る際は、こしあんを選びましょう。つぶあんよりもカリウムが少なめです。

低たんぱくで美味しいおやつ 市販品おすすめ3選

おやつは、腎臓病の食事療法で控えたほうがよい栄養素を多く含んでいるものが多いため、普通の商品は食べにくいですよね。
低たんぱくの市販品には、たんぱく質や塩分を大幅にカットした商品がたくさん販売されているので、ぜひ試してみて下さい。

やさしくラクケア クリーミープリン カスタード風味 63g【高カロリーゼリー】【低たんぱく】

「やさしくラクケア クリーミープリン」は、牛乳と卵を使用していないにもかかわらず、クリーミーでカスタードの風味を味わえる商品です。エネルギーは1個で150kcal摂れますが、たんぱく質は0gで、食塩0.03gに抑えられているので、安心して食べられます。
カラメルのような香りも味わえるので、プリンが好きな方にはぜひ食べてみてほしい1品です。

【購入者様の声】
父親の腎臓が悪く1月の血液検査でクレアチニンが大幅に上がった為こちらにたどり着き2月から利用させていただいてます。
効果があったのか3月末の検査では若干下がりと言っても誤差かもしれませんが横ばい状態でしたよ。
こちらの商品は私も食べてみましたがとても美味しく次回はまとめ買いしようと思っているのですが箱買いだと何個入りになるんでしょうか。
チーズケーキ味も美味しそうなので次回はこれも買いですね!

やわらかサブレCa入 ミルク味 18g×10

「やわらかサブレCa入」は、1枚あたり92kcalのエネルギーと150mgのカルシウムが摂れるサブレです。中にはカスタードクリームを包んでありますが、タンパク質は0.8gなので、安心して召し上がれます。

個包装なので、外出先でも手軽に食べられます。同シリーズには、このほかにいちご味とココア味があります。

【購入者様の声】
いくつか試した腎臓病用のおかしの中で、これが1番すきです。
口どけが柔らかく、中のクリームも優しい味で、外出時はいつも携帯しています。外食は食事成分などに気を使うのですが、空腹時にサッと食べられるのが便利です。

純米せんべい 青のり味 65g

「純米せんべい」は、国内産のお米を使用した一口サイズのせんべいです。
青のりの風味がするので、美味しさにつられてついつい食べてしまいますが、たんぱく質の量が5枚で0.1gととても抑えられており、安心です。

せんべいはお米からできているため、小麦粉や卵を使ったお菓子よりもたんぱく質が控えめです。同じシリーズにはサラダ味、甘醤油味などもあり、そちらもおすすめです。

【購入者様の声】
純米せんべいの中で青のり味が好きです。シンプルなお味ですが食べ始まったら止まらない。制限されてる主人のために買いましたが、自分用に買いたいくらいです(笑)

まとめ:でんぷん製品で簡単に低たんぱくおやつを作ろう

腎臓病の食事療法で控えたほうがいいたんぱく質、塩分、カリウム、リンは、普通のおやつにとても多く含まれています。
ですが、すべてのおやつをあきらめてしまう必要はありません。

例えば、ゼリーやわらび餅はたんぱく質が低く、エネルギーは高いため、腎臓病食のおやつにぴったりです。
また、たんぱく質を抑えたでんぷん製品や治療用特殊食品は、ご自宅で簡単におやつを作るのに便利なので、常備しておくのもよいでしょう。

低たんぱくのおやつに様々な商品があるので、最初はどれにすればよいのかわかりづらいかもしれません。主治医や管理栄養士にたんぱく質の摂取量やおすすめの市販品などを聞き、選んでみて下さいね。

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