高齢者のポリファーマシー|薬の飲み過ぎは危険?副作用や認知症のリスクも解説

高齢者のポリファーマシー|薬の飲み過ぎは危険?副作用や認知症のリスクも解説
高齢者のポリファーマシー|薬の飲み過ぎは危険?副作用や認知症のリスクも解説

みなさんこんにちは!健康的な毎日を送るためのヒントをお届けする、ビースタイル本店のお役立ちブログです。

今回は、意外と知られていない「ポリファーマシー」のリスクについてお話します。

「ポリファーマシー」って聞き慣れない言葉ですよね?

簡単に言うと、たくさんの薬を飲んでいる状態のことなんです。

高齢化が進む日本では、複数の病気を抱えている方も多く、知らず知らずのうちに薬漬けになっていることも…😨

でも、薬は多ければ良いというわけではありません。

むしろ、多くの薬を服用することで、体に思わぬ悪影響を及ぼす可能性もあるんです。

そこで今回は、ポリファーマシーのリスクと、それを予防するための方法について、わかりやすく解説していきますね。

最後まで読んでいただけると嬉しいです。

1. ポリファーマシーとは?

「ポリファーマシー」とは、多くの薬を服用している状態を指します。一般的には、5種類以上の薬を服用している場合をポリファーマシーと呼びます。

高齢社会の日本では、複数の病気を抱える人が増え、それに伴い多くの薬を服用するケースも増加しています。

薬はそれぞれに効果がありますが、飲み合わせや副作用のリスクも存在します。

2. ポリファーマシーのリスク

ポリファーマシーは、様々なリスクと関連しています。

 

(1)副作用のリスク増加

副作用のリスク増加:薬の種類が増えるほど、副作用が起こる可能性が高くなります。

めまいやふらつき、吐き気、眠気など、様々な症状が現れる可能性があり、転倒や骨折のリスクも高まります。

 

(2)薬物相互作用

薬物相互作用: 複数の薬を同時に服用することで、薬の効果が強まったり弱まったりする「薬物相互作用」が起こる可能性があります。

予期せぬ副作用や、薬の効果が得られないなどの問題につながる可能性も。

 

(3)服薬アドヒアランスの低下

服薬アドヒアランスの低下: 薬の種類や服用回数が多いと、飲み忘れや飲み間違いが起こりやすくなります。

 

(4)経済的負担

経済的負担: 薬代が高額になる可能性があります。

 

(5)その他のリスク

その他のリスク: 認知機能の低下、転倒・骨折、入院のリスク増加、生活の質(QOL)の低下なども指摘されています。

 

3. 高齢者におけるポリファーマシーの危険性

高齢者の場合、ポリファーマシーによるリスクはさらに深刻化することがあります。

(1)認知機能の低下

認知機能の低下: 一部の薬は、認知機能に影響を与える可能性があり、高齢者の場合、ポリファーマシーによって認知症のリスクが高まる可能性が指摘されています。

 

(2)嚥下障害

嚥下障害: 加齢に伴い嚥下機能が低下すると、薬を飲み込むことが難しくなり、誤嚥性肺炎のリスクが高まります。

ポリファーマシーは、このリスクをさらに増大させる可能性があります。

 

(3)フレイル・寝たきり

フレイル・寝たきり: ポリファーマシーは、筋力低下や活動量の減少を引き起こし、フレイル(虚弱)や寝たきりのリスクを高める可能性があります。

 

4. ポリファーマシーを予防するには?

 

(1)かかりつけ医を持つ

かかりつけ医を持つ: 複数の医療機関を受診するのではなく、1人の医師に自分の健康状態を把握してもらうようにしましょう。

(2)薬剤師に相談する

薬剤師に相談する: 服用している薬について、薬剤師に相談してみましょう。飲み合わせや副作用について、適切なアドバイスを受けることができます。

 

(3)お薬手帳を活用する

お薬手帳を活用する: 自分がどんな薬を飲んでいるのか、お薬手帳でしっかり管理しましょう。

 

5. 食生活の改善で薬に頼りすぎない体づくりを

ポリファーマシーのリスクを減らすためには、薬に頼りすぎない健康な体づくりが重要です。

そのために、食生活の改善は大きな役割を果たします。

(1)バランスの取れた食事

バランスの取れた食事: 野菜、果物、魚、肉など、様々な食品をバランス良く摂取しましょう。

 

(2)減塩

減塩: 塩分の摂りすぎは高血圧のリスクを高めます。減塩を心がけましょう。

 

(3)適度な運動

適度な運動: 適度な運動は、生活習慣病の予防に役立ちます。

食生活を見直し、健康的なライフスタイルを心がけることで、薬に頼る機会を減らし、ポリファーマシーのリスクを軽減できる可能性があります

 

まとめ

ポリファーマシーは、多くの薬を服用することで様々なリスクが生じる可能性があります。特に高齢者の場合は、認知機能の低下や嚥下障害、フレイル、寝たきりなど、深刻な問題につながる可能性も高まります。

ご自身の健康を守るためにも、ポリファーマシーのリスクを理解し、予防に努めることが大切です。

薬の服用について気になることがあれば、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。

注記

この記事は情報提供を目的としたものであり、医学的なアドバイスではありません。 具体的な治療法や薬の服用については、必ず医師に相談してください。

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