低たんぱくなおかず|実現するコツ3点とおすすめレシピを紹介!

低たんぱくなおかず|実現するコツ3点とおすすめレシピを紹介!
低たんぱくなおかず|実現するコツ3点とおすすめレシピを紹介!

腎臓病の食事療法で大きなポイントになるのは、「たんぱく質」を控えることです。

ですが、たんぱく質は様々な食品に含まれており、「あまり食べないように」と言われても、最初のうちは難しいものです。また、低たんぱくでも塩分やカリウムが高いものもあり、困ってしまう方もいるのではないでしょうか。

今回の記事では、できるだけ手軽にたんぱく質を控えるためのコツについて解説します。
最初に、高たんぱくの食品やおかずについて、具体的にどのような点に気をつけたほうがよいのかを紹介します。それから、低たんぱくを実現するための食品やレシピ、市販品などを解説します。

低たんぱくのおかずを食べ比べながら、ぜひ少しずつ、ご自身やご家族などの好みに合う食材やメニューを見つけて下さいね。

 

 

高たんぱくになりやすい食材・おかずはなに?

最初に、たんぱく質が多い食材や食品をチェックしておきましょう。
摂取量を抑えたほうがいいものや、できるだけ避けたほうがいいものを確認しておくと、効率よく低たんぱくを実現できるようになります。

〈おかず〉
たんぱく質は、肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などに多く含まれています。
これらの食品は良質なたんぱく質が豊富なので、健康維持のためにも適量は摂ったほうがよいでしょう。
腎臓の状態によりますが、肉を減らして野菜を増やしたり、一部低たんぱくの食品を利用したりするなどの方法で減らすのが一般的です。

〈主食〉
たんぱく質は小麦粉に多く含まれています。そのため、パンやスパゲティ、うどんなどは全体的にたんぱく質が高めです。
これらの主食からたんぱく質を減らし、その分を肉や魚のおかずにまわすという方法がよいでしょう。低たんぱくのお米やパンを取り入れると楽にたんぱく質を低減でき、おすすめです。

低たんぱくなおかずにするコツ【1】でんぷん粉を使う

でんぷん製品は、低タンパク質・高カロリーのため、腎臓病の食事療法を行っている方に最適です。
たんぱく質制限を始めると、小麦粉で作られたパンや麺類などを減らす必要が出てきます。だからといって小麦粉を使ったメニューをすべて諦めるのではなく、でんぷん粉に替えれば大丈夫です。

でんぷん粉で作られた食品は数多くあり、ごはん、パン、スパゲティのほかに、ラーメンやうどん、お餅やパンケーキの粉まで実に様々です。
食事療法が始まっても食べる楽しみを諦めず、これらの中から好きな食品を見つけて下さいね。

低たんぱくなレシピ:でんぷん粉で作るお好み焼き、チヂミ

〈お好み焼き〉
でんぷん粉の薄力粉を使って作ります。腎臓の状態によりますが、たんぱく質制限を始めている場合、卵は入れないほうがよいでしょう。卵がなくても美味しいお好み焼きはできます。
紅生姜も、できるだけ塩分をカットされたものを選びましょう。最後に、ソースをかける分量を減らしてその分マヨネーズを多めにかければ、塩分もカットできます。

〈チヂミ〉
パンケーキ用のでんぷん粉に片栗粉を混ぜると、チヂミのモチモチとした食感になります。パンケーキ用はお菓子以外にも様々な料理に使えるので、1つあると重宝します。

低たんぱくなおかずにするコツ【2】春雨を使う

春雨はたんぱく質を含まないだけではなく、カリウムもリンもほとんど入っていません。腎臓をいたわる食事療法をしている方の大きな味方になってくれる食材です。

ですが、いつもサラダで食べてばかりいると飽きてしまうので、ぜひ様々なバリエーションを試してみて下さい。春雨は和・中・洋、何にでも合い、手軽にできるレシピがたくさんあるところもおすすめのポイントです。

低たんぱくなレシピ:春雨スープ、春雨サラダ

〈春雨スープ〉
具によって、あっさりとしたものにも食べごたえがあるものにもなる春雨スープ。
醤油の代わりに中華だしとごまを使うと、簡単に中華風の風味をつけられます。ごまや生姜、ねぎなどを加えると、香りもボリュームもアップして満足できるでしょう。

〈春雨サラダ〉
野菜は切ってからゆでると、カリウムを半分以上減らせます。ゆでるときは春雨と一緒の鍋で大丈夫です。カリウムは水に溶け出しているので、水気はしっかり切って下さい。
調味料は、みりん風調味料ではなく、塩分を含まない本みりんを使いましょう。

低たんぱくなおかずにするコツ【3】和風の味つけにする

食事療法でたんぱく質を控えるようになっても、肉や魚をまったく食べてはいけないわけではありません。腎臓の状態にもよりますが、たんぱく質そのものは大切な栄養素なので、自分に合った量を摂取しましょう。
ポン酢や酢などで和風の味つけにして、大根おろしや生姜などの薬味でいただくと、醤油が薄くても満足できます。

低たんぱくなレシピ:豚の生姜焼き、和風ハンバーグ

〈豚の生姜焼き〉
豚の生姜焼きは、手軽に作れて、疲労回復にもぴったりのおすすめ料理です。薄切りの豚ロースを選び、減塩醤油やみりんで味つけしましょう。
レタスやキュウリなどの生野菜を添える場合は、食べる大きさに切ってから5分ほど水にさらして下さい。それだけでカリウムを減らせます。
野菜をゆでて使う場合は、まず野菜を細く切ってからにすると、最もカリウムが減ります。

〈和風ハンバーグ〉
ハンバーグは、ソースではなく、ポン酢と大根おろしでいただきましょう。大根は、ゆでなくてもすりおろせばカリウムを減らせるので、おすすめです。きっちりと水分を絞ってから添えましょう。
ひき肉と豆腐を混ぜた豆腐ハンバーグも、ふわふわとした食感を楽しめておすすめです。

市販品の低たんぱくなおかず おすすめ3選

特に人気の高いおかずメニューの中から、低たんぱくに作られた市販品を紹介します。

たんぱく調整 おいしくサポート まろやかカレー 170g 低たんぱく食品

「まろやかカレー」は、常温保存できる低たんぱくのカレーです。エネルギーが245kcalと高く、食塩、カリウム、リンも抑えられています。ハウス食品が作っただけあり、まろやかで美味しいと人気の商品です。
「中辛カレー」となっていますが、子どもでも食べられる優しい味です。

【購入者様の声】
色々レトルトカレーを試しましたが、これが一番いいです。
理由は。。。レンチン! ただでさえ手間暇のかかる腎臓ご飯、
こうやって簡単に準備できるのが一番ありがたいです。

やさしくラクケア スパゲッティソース ミートソース風 100g 低たんぱく食品

「やさしくラクケア スパゲッティソース」は、低たんぱくミート(肉様食品)を使用したスパゲティのミートソース味です。
1個あたり、たんぱく質が2.3g、カロリーが175kcalです。食塩、カリウム、リンも低く調整してあり、安心して食べられます。
鶏の旨みやごま油、生姜などで味つけしてあり、塩分を抑えながらもしっかりした味わいが楽しめます。

【購入者様の声】
腎臓の悪い父に送っています。
姉が父の食事を用意しているのですが、
こちらの、レトルトのミートソースは、忙しくて時間がないときなどに大変重宝しているみたいです。
野菜を細かく刻んで混ぜて利用できるところもいいそうです。
それを聞いてからは、少し多めに注文しています。
いつもありがとうございます。

【送料無料】はじめてセット 若葉 低たんぱく食品

食事療法を始めたばかりのときは、何をどのように減らせばいいのかわからないものですよね。思った以上に低たんぱく食品が多いため、どうやって選べばいいのか悩んでしまいます。

そこで、最初は「はじめてセット 若葉 低たんぱく食品」で、様々な商品を幅広く試してみて下さい。異なるメーカー商品がセットになっていて、とても便利です。
セットには、低たんぱくごはん、おかず、カロリーアップゼリーがそれぞれ5食分入っています。組み合わせると、1食あたりたんぱく質量が6g以下、カロリーが500kcal以上になります。

【購入者様の声】
ご飯は普通のパックご飯より透明度がありますが、特に普通のご飯と変わらないです。2パックで一つのご飯だけ、餅米が入っているかと思うくらいモチモチでした。おかずは薄味なので、物足りなさを感じるところはありますが、出汁やスパイスでカバーされている感じ。欲を言わなければ満足できるのではないでしょうか?食べたいものが食べられなくなる事を考えると、かなり有り難く、美味しいと思います。

まとめ:肉や魚のおかずを食べても低たんぱくは実現できる!

腎臓病はたんぱく質を控える必要がありますが、まったくゼロにしなければならないわけではありません。腎臓の状態に合わせて、自分に合った適切な量を摂取していきましょう。

今回の記事では、毎日のおかずに少しコツを加えてたんぱく質を抑える方法を紹介しました。小麦粉をでんぷん粉に替えたり、ソースではなくポン酢にしたりと、少し習慣を変えるだけでもたんぱく質は減らせます。

また、様々なメーカーが工夫を凝らした低たんぱくの食品を販売しているので、それらもぜひ活用しましょう。食塩やカリウムなどにも配慮した食品がほとんどなので、安心して試してみて下さいね。
腎臓病食の通販専門店”ビースタイル”では低たんぱくなおかずを多数取り扱いしております。病院にも導入実績がありますので、安心して日常の食事に取り入れていただけます。ぜひお試しください。

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